13世紀に建てられた教会をそのままカーヴとしている当家は現在約6haの葡萄畑を所有しています。
物腰静かで高貴な印象の現当主クロード デュガ氏は、良いワインができる条件は葡萄の品質の良さという考えに基づき、畑の手入れを入念に行い、化学肥料は使わずに健康な葡萄を育てています。
また、庭でJonquille(ジョンキーユ:黄水仙の花という意味)という名前の牝馬を飼っていて、小さな区画や古木の区画を耕させています。特に古木の畑は葡萄の根が地中に広く張り巡らされていてトラクターで根を傷つけたり、トラクターの重みで土を固くしてしまったりするのでこの牝馬が活躍しています。収穫された葡萄は温度調節の容易な、酒石がびっしり付着しているコンクリートタンクに運ばれ、アルコール発酵が行われます。新樽がズラリと並んだ地上のカーヴでは最新のヴィンテージのワインのマロラクティック醗酵が行われ、地下水が壁から染み出ている、砂利が敷き詰められた地下のカーヴではその前年のワインが熟成されています。
瓶詰めの際にはフィルターもコラージュも行いませんが、ワインは非常に透明感があります。近年は補糖及び補酸を全くしないでヴィンテージの特徴を活かすワイン造りをしているのでアルコール度数が低めの傾向があります。

Wine List

  • ロゼ
  • オレンジ
  • その他

CHARMES-CHAMBERTIN GRAND CRU

シャルム シャンベルタン グラン クリュ

ピノ ノワール種100%。畑の広さは約0.3haで葡萄の木の樹齢は約40年になります。醸造は他のワインと同じですが、収穫量によってはコンクリートタンクではなく小型のステンレスタンクでアルコール醗酵を行う事もあります。口当たりは柔らかく繊細、肉厚でチャーミングな味わいですがしっかりとした骨格も感じられ、当主曰く、女性的というよりは優しい男性と言うイメージのワインで比較的早くから味わいが開く特徴があります。

GEVREY-CHAMBERTIN 1ER CRU

ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ

ピノ ノワール種100%。ジュヴレ シャンベルタン村のすぐ西側に位置する樹齢約65年の古木が多い「Craipillot(クレピヨ)」の区画と村の南側に位置し、樹齢約30年の木が多い「La PerrièRe(ラ ペリエール)」の区画の葡萄をアサンブラージュして造られているワイン。区画名がメジャーではないこと、合計しても約0.29haの広さしかないことなどから単独で瓶詰はせずにアルコール醗酵から混ぜて醸造しています。果物を齧ったような果実味と酸味、みずみずしいミネラルが豊かで余韻にみっちり詰まったタンニンが感じられ、奥行きの長いストレートな味わいです。

GEVREY-CHAMBERTIN

ジュヴレ シャンベルタン

ピノ ノワール種100%。畑は9つの区画に分かれており、特級区画「グリオット シャンベルタン」に隣接する「Aux Etelois(オー エトロワ)」など国道74号線の西側の畑で採れる葡萄が主に使われています。樹齢は若木で15年、古木になると70年にもなります。甘く官能的な香り、直線的な酸味と果実味で早いうちからコクと旨味が楽しめますが、5年ほど熟成すると徐々にその真価を見せ始めます。

BOURGOGNE ROUGE

ブルゴーニュ ルージュ

ピノ ノワール種100%。平均樹齢は約40年、「Genevrière(ジュヌヴリエール)」と「Champ Franc(シャン フラン)」の2区画に約1.5haの畑があり、土壌は小石混じりの粘土石灰質です。1年樽のみで熟成され、濃厚な黒い果実の香りでしっかりとしたボディとタンニンがあり、綺麗な酸味が味わいを引き締めています。

MARC DE BOURGOGNE

マール ド ブルゴーニュ

ブルゴーニュ ルージュ以外のヴィラージュ、1級、特級クラスの葡萄の搾りかすから蒸留したもので、2012年(1999年ヴィンテージ)から販売し始めました。アプリコットやナッツのニュアンス、当然アルコールは強いですが10年以上熟成させているので味わいにまろやかさが出てきています。

Qualité

生産者の想いに応える徹底した品質管理

定温コントロールされたコンテナーでの海上輸送、定温ワイン専用倉庫での検品、保管等、徹底した品質管理を行なっています。

生産者の蔵で飲むワインは、銘柄やヴィンテージを問わずとても新鮮な味わいです。銘柄や生産者も大切ですが、ワインの鮮度を左右する取扱いも重要です。

買付けからお届けまで

私たちの2つのこだわり

私たちのこだわり

徹底した品質管理

生産者との信頼関係